大河「鎌倉殿の13人」 洋数字入りのタイトルは大河史上初 三谷幸喜氏こだわり
NHKは8日、東京・渋谷区の同局で会見を開き、2022年の大河ドラマが小栗旬主演、三谷幸喜氏脚本の「鎌倉殿の13人」に決まったことを発表した。
タイトルに洋数字が入るのは、大河史上初めて。会見に出席した三谷氏は「新しい大河ドラマを作りたいなと思って、こんなタイトル絶対になかったというのを探して試行錯誤した」とこだわりを明かし、「鎌倉殿は将軍のことで、源頼朝が死んだ後、2代目の頼家が、『親父を超えるぞ』と頑張りすぎて暴走して、家臣たちがそれを止めるために合議制ですべてを決めていく。合議制で初めて政治が動いた瞬間。それが鎌倉殿の13人」とユーモアを交えて説明した。
三谷氏が手掛けてきた2本の大河「新撰組!」(04年)、「真田丸」(2016年)でも制作に携わり、同氏とタッグを組んできた清水拓哉チーフプロデューサーは、「タイトルは苦心しましたが、三谷さんらしさが出ている。いわゆる時代劇というのとは違う、三谷さん流の面白さが入っているかなと」と話していた。