松坂桃李が妻子を殺した 衝撃の容疑者役…尾野真千子「ぞっとするような微笑み」

 俳優の松坂桃李(31)が、今春、テレビ朝日系の日曜プライム枠(後9・00)で放送されるドラマスペシャル「微笑む人」に主演することが8日、分かった。妻子を殺害した容疑に問われるエリート銀行員という衝撃的な役どころを演じる松坂は「『自分だったらどうするだろう』ということを考える時間ができるような作品ではないかと思っています」と手応え十分。女優の尾野真千子(38)が事件に迫る週刊誌記者役で共演する。

 昨年は大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、映画「居眠り磐音」、「新聞記者」、「蜜蜂と遠雷」など話題作への出演が続いた松坂が、衝撃的な役どころに挑む。

 「微笑む人」は作家・貫井徳郎氏の同名小説を初映像化するもの。松坂は、常にほほ笑みを絶やさないエリート銀行員だったが、妻と娘を突然、溺死させて「本の置き場所が欲しかった」と驚がくの動機を語る仁藤俊美役。彼の思いもよらない過去が明かされ、ドラマオリジナルの戦りつ的な結末を迎える。

 松坂は仁藤の人物像を「どの局面、どんな場面においてもフラット」と説明。そのような人物を演じるにあたり「僕のものさしが挟まってしまうことによって彼の捉え方が変わってしまう気がしたんです。あまり『こうだ』と決めつけることなく、そのフラットであるという部分だけを心にとどめていました」と明かした。

 事件に迫る、原作にない週刊誌記者役を演じる尾野は、TBS系ドラマ「この世界の片隅に」(2018年)以来、松坂とは2度目の共演。今作に対してまず「異様だな」という感情が湧き上がったといい、松坂について「今回は『ぞっとするような微笑み』を見せられました。松坂桃李の中にあるまた新たな表情を垣間見た気がして、これからもさらに違う桃李くんが見たいな、と思わせてくれる作品になりました」と、新たな魅力を発見したことを明かした。

 他に俳優・生瀬勝久が尾野の上司役で出演。脚本はドラマ「アンフェア」の原作者・秦建日子氏、演出はドラマ「世にも奇妙な物語」の落合正幸氏。

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