締め出された「とくダネ!」岸本リポーターに海外メディア取材殺到「レバノンまで来て…」

 8日にレバノンで行われたカルロス・ゴーン被告の会見を取材するために現地に向かったフジテレビ系「とくダネ!」リポーターの岸本哲也氏が9日、同番組内で、締め出された現地の様子を伝えた。外で待機していた岸本リポーターには、わずか2時間で7社もの海外メディアのインタビューがあったという。

 番組冒頭、MCの小倉智昭が「とくダネ!取材班は締め出されました」と、現地に向かった番組スタッフは会見に入れなかったと報告。会見には日本メディアは一部しか入ることが許されなかったが、「とくダネ!」と含めたフジテレビは許可が下りなかったという。

 会見でゴーン被告は日本メディアが少ないことに「差別しているわけではない」としながらも、「事実を分析し、事実を語れる人と話をしたい」と自ら取捨選択をしたとも取れる発言も行っていた。入れたメディアはテレビ東京、朝日新聞、小学館とされている。

 番組スタッフとして現地に飛んだ岸本リポーターは「選ばれたメディアのみが入ることができました」と無念の表情で伝え、「残念ながら『とくダネ!』もそうですが、フジテレビは中に入ることができない。日本は数えるほどのメディアしか入れていない。なぜこのようなことになったのか、正確な理由はわかりません。おそらくゴーン被告が選んだメディアということで、どういう理由か背景は分かりません」と語った。

 入れなかった岸本リポーターは会場の外で待機していたが「海外メディアが日本メディアへの関心が非常に高く、2時間いるだけで6社から7社のインタビュー要請がありました」と現地での様子を報告。海外メディアはこぞってレバノンまで来て聞きたいことはなんなのか?と聞いてきたといい「もし無罪と主張するならなぜ海外に逃げたのか。日本で堂々裁判を受けて無罪を勝ち取らなかったのかと答えました」と語っていた。

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