反社会的勢力との闇営業で吉本興業から謹慎処分を受けていたロンドンブーツ１号２号の田村亮（４７）が１０日、芸能活動を再開させたことを同日、同社が発表した。相方の田村淳（４５）が設立し、現在２人が籍を置く「株式会社ＬＯＮＤＯＮＢＯＯＴＳ」と吉本が近く、専属エージェント契約を締結することが決定。淳は同日、ツイッターで「再びコンビとして活動していきたいと思います」と、亮の復帰ロードを共に歩む決意を示した。

　淳は吉本の発表を受けて「これで田村亮の謹慎処分が解除されたことになります」とし、ファンや関係各所に改めて謝罪した。「今後、田村亮は株式会社ＬＯＮＤＯＮＢＯＯＴＳ所属に」と表明し、吉本とエージェント契約締結に向けて話し合うことも明かした。

　処分から約半年間、淳は亮を家族ぐるみでサポートしつつ、反省の度合いなどを精査。昨年１２月、亮と２人で「株式会社ＬＯＮＤＯＮＢＯＯＴＳ」を設立し、復帰への足がかりを作った。

　それでも同２６日のイベントでは「（亮の）気持ちとしては整っているなと思ったけど、僕はまだ復帰は許してない」と、慎重な姿勢を崩さず。この日もその発言を裏付けるように「相方として、田村亮を近くで厳しく見守ってきましたが、しっかりと反省し、その反省をこれからの芸能活動に活かしたいという、田村亮の強い意志を感じましたので、再びコンビとして活動していきたいと思います」と、経緯を記して理解を求めた。

　復帰後の初仕事に関して、吉本興業の関係者は「近く発表される予定」と発言。昨年末の特番では亮の自宅でロケを行うなど、復帰舞台として有力視されていたテレビ朝日「ロンドンハーツ」出演に関しては、同局が「現在のところ予定しておりません」とした。亮がレギュラーを務めていた「おかべろ」を放送するカンテレは「何も決まっていないし、発表することは何もありません」、「とびっきり！しずおか土曜版」を放送する静岡朝日テレビは「今のところは、状況を見て検討します」としている。