EXILE、台湾の紅白へ出演 リン・チーリンと結婚のAKIRAが導いた初上陸
ダンス&ボーカルグループ・EXILEが12日、台湾・台北で、現地の旧正月大みそかにあたる今月24日に放送される、大型音楽番組「2020 超級巨星紅白藝能大賞」の収録に参加した。EXILEの海外パフォーマンスは、2011年のベトナム・ハノイ以来、9年ぶり4度目で、台湾では初。台湾出身の人気女優、リン・チーリン(45)と昨年結婚したAKIRA(38)は『国民の姉の夫』と呼ばれ、注目を集めた。
世間を驚かせた国際電撃婚が、EXILEの台湾初上陸を導いた。現地メディア向けの会見には100人が集結。“台湾版紅白歌合戦”である「-大賞」への出演オファーの理由を聞かれると、ATSUSHI(39)は「結婚しかないでしょう!?お祝いで」と即答し、『国民のお姉さん』として人気を誇るチーリンのハートを射止めたAKIRAの背中をたたいた。
中華圏では『放浪兄弟』と記されるEXILE。空港ではファン500人から熱烈歓迎を受け、ホテルに着くと“サプライズ”が待っていた。各メンバーの部屋に届いていたのは、チーリンからの直筆メッセージと名産のパイナップルケーキ。TAKAHIRO(35)は「パワーをいただけました。AKIRAさんはこっちでもスター。僕らも『台湾の弟』として活躍したい」とあやかった。
現地で『國民姐夫』というニックネームをつけられたAKIRAは、「大家久等了、我們來了!!很久沒有在海外一起表演(お待たせしました。久々の海外でのパフォーマンスです)」と流ちょうな中国語であいさつ。質問攻めにあって、「チーリンがこれまで台湾の方々と丁寧に接してきた背景があると思うので、感謝したい。(出演を)『加油(頑張って)』と喜んでくれました」と愛妻の故郷に錦を飾った。
1万1000人で埋まった台北アリーナで行われた番組収録では、白組トリを務めた。18年末のNHK紅白でも歌唱した「Heads or Tails」を披露。台湾ファンの熱気に触れて、TAKAHIROは「もっと長い時間楽しんでもらえるライブができたら。未踏の場所でのライブは達成感があり、アーティスト冥利に尽きます」と単独公演での再訪台を約束していた。
◇ ◇
※「超級巨星紅白藝能大賞」…2010年にスタートして、今回で11度目。台湾では、旧正月は芸能人も家族で過ごす文化とあって、生放送のNHK紅白歌合戦とは異なり、事前収録が行われる。昨年は台湾の総人口の16%が視聴するなど、年末年始特番でトップの注目度となっている。アジア各国からもゲストが呼ばれ、日本からは、11年に青山テルマと中孝介、12年に西野カナ、17年に西川貴教と中島美嘉、19年にASKAが出演。世界的人気の韓国グループ・BTSも出演歴がある。