上方漫才協会の会長を務める漫才コンビ中田カウス・ボタンの中田カウス（７０）が１３日、大阪市のなんばグランド花月（ＮＧＫ）で開催された「第５回上方漫才協会大賞」終了後の会見で、吉本興業の新劇場「神保町よしもと漫才劇場」が、都内に１月２９日オープンすると発表した。

　昨年設立を発表していた若手育成のための新劇場が、ようやく開場にこぎつけた。カウスは「みなさんにお約束していた東京の漫才劇場が、１月２９日にオープンいたします。東京にも才能のある若手がいっぱいいる。東京と大阪は一体。踏み台にしてほしい」と笑顔を見せた。

　大阪と東京だけでなく、４７都道府県すべてに漫才劇場をオープンさせる壮大なプランを披露したカウスは「全国に『住みます芸人』や社員もいるし、まだまだみなさんがびっくりするような若手がいる。全国展開へ広がりの第１歩。その街に見合った漫才劇場ができたら」と話した。

　神保町花月が昨年１２月に閉館し、リニューアルして「神保町よしもと漫才劇場」となる。