関西ジャニーズＪｒ．が１３日、大阪・京セラドームでコンサート「関ジュ　夢の関西アイランド２０２０　ｉｎ　京セラドーム大阪～遊びにおいでや！満足１００％」の最終日を迎えた。関西Ｊｒ．のみの単独公演は初で、「なにわ男子」「Ａぇ！ｇｒｏｕｐ」「Ｌｉｌ　かんさい」の３ユニットをはじめ総勢約７０人が集結して４万５０００人を魅了。関西パワー全開で、３日間で計１３万５０００人を動員する熱狂を刻みつけた。

　道頓堀に通天閣。浪速っ子のアイデンティティーがふんだんに盛り込まれたオープニングの演出に、関西人の誇りがにじんだ。昨年８月８日に東西ジャニーズＪｒ．の東京ドーム公演に参加したが、オール関西の今回、見える景色はまた格別だ。「なにわ－」の西畑大吾（２３）は「ペンライトの海を見て、すごく気持ちが良かった。この景色をこれからも見ていきたい」と胸を熱くした。

　「なにわ－」は一昨年、「Ａぇ！－」「Ｌｉｌ－」は昨年に結成されたばかりだが、３公演ともに堂々の超満員。「Ａぇ！－」の正門良規（２３）は「４万５０００人のパワーはすごい」と、熱量を全力パフォーマンスに変えた。関ジャニ∞の「前向きスクリーム！」、ジャニーズＷＥＳＴの「ええじゃないか」など計３９曲を披露した。

　公演のプロデュースは関ジャニ∞の大倉忠義（３４）が担当。ツアーの合間を縫って駆けつけた大倉は「１年間で成長して、夢を叶えていく姿は頼もしい。関西人ならではの図々しさ、度胸はすごく大事」とエールを送った。

　ジャニーズＪｒ．からは今月２２日に「Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ」「ＳｉｘＴＯＮＥＳ」がデビューするが、「次のデビューは自分たち、という思いはみんなある」と西畑。今年４月１３日からは、５年後に開催される大阪万博に向けた「関西アイランドプロジェクト　Ｒｏａｄ　ｔｏ　２０２５～未来に向かって～」が発足する。西畑は「２０２０年は五輪で東京が盛り上がりますが、西日本から風を吹かせることができたら」と関西パワーで旋風を起こすことを宣言した。