宝塚歌劇OGで「夢組」誕生?小川理事長、夢構想明かす
宝塚歌劇団の小川友次理事長(63)が14日、兵庫県宝塚市の同劇団で年頭会見を行い、2019年の入場人員が過去最高の320万人を記録したことを報告。さらに2025年に大阪関西万博が開催されることを見据え、OGたちによる「夢組」への“夢構想”も口にした。
2014年の100周年以降6年以降、観客動員が伸び続け、2018年には300万人を突破。昨年はさらに宝塚大劇場、東京宝塚劇場共に100%超えとなった。
1970年の大阪万博では、宝塚歌劇団も開会式などに協力。今回も「タカラヅカは関西の文化ですから、今回も協力できれば。(会場のひとつが)大阪の夢洲ですから、我々もOGの方々を活用し、『夢組』ができれば…。いまはまだ夢ですが」と“夢”を口にした。
この構想に、昨年11月に退団したばかりの元花組トップ明日海(あすみ)りおも「ぜひとも行きます!」と賛同されたことも明かした。さらに小川理事長が梅田芸術劇場の会長も務めていることから「多くのOGの公演のチャンスを増やしたい」と語っていた。
また昨年の12月23日付で専科に組替えし、今後映像でも活躍する娘役の星蘭(せいら)ひとみについては「舞台と映像では発声なども違うので、(宝塚歌劇専門チャンネルの)『スカイステージ』などで勉強させ、今後チャレンジさせたい」と語った小川理事長。今後“映像専科”の生徒が増えることについては「1度やってみようということで。こればかりは相手もあってのことなので」と慎重な様子も見せていた。