男女５人組グループ・ＡＡＡが年内いっぱいで無期限の活動休止に入ることが１５日、分かった。公式サイトなどで発表された。２０１６年からメンバー全員でグループの在り方や休止について何度も協議を重ね、デビュー１５周年という節目に「それぞれの道を歩む」ことを決めたと説明した。暴行事件を起こして無期限謹慎中だったリーダーの浦田直也（３７）が昨年末に脱退。新生ＡＡＡとして再スタートを切ってからわずか半月での電撃発表となった。

　１１月７日の埼玉・メットライフドーム公演を皮切りに、大阪、名古屋、福岡、東京を回るグループ史上最大規模の５大ドームツアー（１２月１４日の東京ドームまで計１１公演）開催も発表した。

　西島隆弘（３３）は「どのタイミングであってもこの発表をさせていただくことは　ファンの皆さんにとって受け止め難いことであるはずで　本当に申し訳ない気持ちではありますが」とファンの心情に寄り添いながら、活動休止に至った理由について、メンバーとスタッフの「ＡＡＡに対しての『思い』の整合性が取れなくなりました」と説明した。

　休止に向けての話し合いは１６年４月ごろから始まり、１５周年という節目を「なんとかみんなで走りきってみようと話し合ってきました」とも明かした。

　休止について「『ＡＡＡ』らしいエンタテインメントがまたお届けできるように　煮詰まり過ぎた僕らの『ＡＡＡ』に対する思いを少し休ませてください」と長文で思いをつづっている。

　関係者によると、メンバーの卒業や脱退を経験する中で、１５周年という節目を区切りに活動を一時休止することを選んだという。休止期限は設けていないが、解散については否定。充電期間はソロ活動に打ち込む予定だ。

　すでにＳＫＹ－ＨＩ名義で、ソロアーティストとして活躍する日高光啓（３３）は「ＡＡＡは終わった訳ではないです。どんな形でも、２０２１年以降のいつかまた皆さんと“ＡＡＡ”としてお会いできる様に精進して参ります」とファンに復活を約束した。