ハービー・ハンコック、2年ぶり東京ジャズ出演決定 80歳祝うプログラム
ジャズの巨人、ハービー・ハンコック(79)が、今年で19回目を迎える国内最大級のジャズフェスティバル「TOKYO JAZZ+plus」(5月22~24日、東京・NHKホール他)に、2年ぶりに出演することが17日、発表された。また、メイン会場であるNHKホールのプログラムが全て決定した。
マイルス・デイヴィスのグループやV.S.O.P.クインテットなどで活動し、「ウォーターメロン・マン」、「カンタロープ・アイランド」、「ロックイット」などのヒット曲を持つハンコック。エレクトリックやヒップホップを柔軟に取り入れ、ジャズの歴史において革新的な役割を担ってきた。
今回はハンコックが4月で80歳を迎えることを祝って「ハービー・ハンコック 80th Birthday Celebration“Classic”/“Now”」と銘打ち、5月23日夜の部がこれまでの偉大な作品を届ける“Classic”、同24日夜の部では今のハンコックを届ける“Now”となっている。
NHKホールのプログラムは次の通り。
【5月23日昼の部】
◇上原ひろみ(既発表)
◇Still Dreaming with ジョシュア・レッドマン、ロン・マイルス、スコット・コリー&デイヴ・キング
【5月23日夜の部】
◇小曽根真 featuring No Name Horses(既発表)
◇ハービー・ハンコック 80th Birthday Celebration-Classic
【5月24日昼の部】
◇平原綾香 Premium Session~Jazz Odyssey~
◇ディマシュ・クダイベルゲン
【5月24日夜の部】
◇挟間美穂 m_unit
◇ハービー・ハンコック 80th Birthday Celebration-Now
「Jupiter」の大ヒットで知られ、昨年のラグビーW杯開幕戦での国歌斉唱も話題となった歌手・平原綾香は東京ジャズ初出演。祖父はトランペッター、父はサックス奏者というジャズ一家育ちだ。
同じく初出演のディマシュ・クダイベルゲンはカザフスタン出身、欧州や中国でブレーク中のシンガー・ソングライター。端正な容姿と6オクターブの声域を持ち、出演日は26歳の誕生日となる。
3年ぶりの帰還となるジャズ作曲家・狭間美帆は今年のグラミー賞にノミネートされており、自らのジャズ室内楽団「m_unit」を引き連れての出演となる。