長渕剛 舞台あいさつで元気に「全快しまして」 昨年12月に急性腎盂炎
歌手の長渕剛(63)が18日、都内で行われた主演映画「太陽の家」公開記念舞台あいさつに登壇した。昨年12月23日に行われた同作の完成披露を急性腎盂(じんう)炎のため欠席しており、復帰を待ちわびたファンから大きな「剛コール」で迎えられた。
レザーのロングコートにサングラスを光らせ、貫禄たっぷりで姿を見せると、今度は「剛、おかえり~!!」の野太い声。あまりの熱狂に、共演の飯島直子(51)や山口まゆ(19)から思わず笑みがこぼれた。
笑顔の長渕は「コンサート会場じゃないんだから、少しは考えて」とテレながら第一声。「心配かけちゃったけど、全快しまして、雨の中だけど、みんなに会いたかったのでとてもうれしいです」とファンとの再会を喜んだ。
映画は、職人肌の大工の棟りょう(長渕)が、ある親子のために家を作ってあげようとし、さまざまな人間模様を描く物語。劇中でぶつかり合うことになる一番弟子役の瑛太(37)とは、クランクイン前にそば屋で結束を深め「全力でぶつかってくれ」と思いを伝えたという。
そば屋でのエピソードとして長渕は「瑛太が表彰状みたいなものを持ってきたんですよ。『月の1エーカーを買ってきました』って。ロマンチックなことをやってくれて、うれしかったな。夜空の月を見ると、あそこに俺の土地があるんだな、と思うなぁ」とうれしそうに振り返った。
退場時には、ファンが次々と花束を持ってステージに駆けつけ、長渕にプレゼント。最後まで異例尽くしの舞台あいさつとなった。