EXILE「PERFECT YEAR」幕開け 五輪YEAR「日本をさらに元気に」
ダンス&ボーカルグループ・EXILEが19日、福岡・ヤフオク!ドームで、ドームツアーの初日を迎えた。所属事務所が主催する、6年に一度の祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」の幕開けを飾るステージ。年間300万人動員予定のお祭り騒ぎの先陣を切って、「VICTORY」などのヒット曲で、まずは3万5000人のファンを熱狂させた。
EXILE TRIBEの“象徴”として、LDH総出で盛り上げるPERFECT YEARのトップバッターを務めた。1曲目に選んだのは、元日にリリースした新曲「愛のために~for love,for a child~」。キッズ世代が中心のダンサー120人と並んで手をつなぎ、大所帯で繰り出し、年間を通じた祭典の始まりを告げた。
曲目リストはシングル表題曲が中心で、ボーカルのTAKAHIRO(35)は「ヒット曲が多いのが強み」と誇らしげ。「Choo Choo TRAIN」ではおなじみのロールダンスで一体となり、「時の描片~トキノカケラ~」は4年前に始まった15人体制での初披露となった。
08年、14年に続く、3度目のPERFECT YEAR。LDH所属メンバー150人以上がライブやイベントに出演し、年間総動員数300万人を予定している。事務所のトップであるHIRO(50)は、この日の公演を見守って、「1年を通して、最高の思い出を」と期待を込めた。
東京五輪イヤーと重なり、ジャンルは違えど小林直己(35)は、「日本が一つになるムードが出てきてる。EXILEは『日本を元気に』をテーマに活動してますし、向いてる方向は同じ」と相乗効果を願った。一族の仲間と1年間駆け抜けた先に待つ2021年は、EXILEデビュー20周年。メモリアルイヤーも見すえ、TAKAHIROは「違う魅力を打ち出せるかが勝負。今年は始まったばかりですが、来年につなげていきたい」と“長期プラン”の第一歩を刻んでいた。