小沢一郎氏、安倍首相の演説は「五輪の私物化」政権の疑惑隠しに五輪を利用と指摘
国民民主党の小沢一郎衆院議員が21日、公式ツイッターを更新。安倍晋三首相が20日の衆院本会議で施政方針演説を行ったが、東京五輪・パラリンピックを前面に出した内容で、IR事業を巡る汚職事件、「桜を見る会」の公文書管理問題、菅原一秀前経産相や河井克行前法相と案里参院議員夫妻の疑惑といった問題に全く言及しなかったことに対して、東京五輪の開催を政権の疑惑隠しに利用しているとして「五輪の私物化」と断じた。
小沢氏は「総理はオリンピックを出せば、他は何でも許されると思っている。幼稚で姑息。疑惑追及についても、この祝賀ムードに水を差すのか、くらいにしか思っていない。自分の内閣の副大臣の収賄について、政府として真実を究明するどころか、もはや他人事」と批判。「前代未聞のオリンピックの私物化を許してはならない」と呼びかけた。
この投稿に対して、「『オリンピックだから改憲しよう』の流れには呆れました」と、五輪と改憲を結び付けようとする論点の飛躍に疑問を呈するリプライなども続いた。