NHK 大河の鮮やか衣装「時代考証に基づいています」 目がチカチカ指摘に
NHKが22日、東京・渋谷の同局で定例会見を開いた。19日にスタートした大河ドラマ「麒麟がくる」が、4年ぶりの高水準となる初回視聴率19・1%を記録した(ビデオリサーチ日報調べ、関東地区)。出演予定だった沢尻エリカ被告の薬物事件の影響で、放送開始が2週間遅れたが、木田幸紀総局長は「大変いいスタートが切れた。2週間遅れたにも関わらず、多くの方にみていただけた。私も手応えを感じています」と語った。
描かれた山野の色や、明智光秀を演じる長谷川博己ら出演者の鮮やかな色の衣装などについて、一部に「目がチカチカする」との批判があることに、制作幹部は「さまざまなご意見をいただいています」としたうえで、鮮やかな衣装については「時代考証に基づいています」と説明した。
木田総局長も、盗賊に捕らえられた村人が縄をまかれ、売るために連れられているシーンの描写があったことを挙げ「これまでの研究などで分かっていたが、あまり今までの大河では描かれていなかった」と、従来にない戦国時代の描き方をしていると指摘した。