HIRO監督「日本代表として恥ずかしくないものを」東京五輪聖火引継式リハ
EXILE HIRO(50)が26日、千葉・幕張メッセで、監督を務めた「東京五輪聖火リレー 聖火引継式東京2020文化パート」のリハーサルを見守った。式典は、五輪発祥の地であるギリシャ・アテネのパナシナイコスタジアムで、3月19日に開催。「不屈の精神」「創造と革新」「未来への希望」がテーマの3部作で構成される、10分間のパフォーマンスの一部が報道陣に公開された。
エンターテインメントの新たな形を追求し続けているHIROが、東京五輪開幕に直結するパフォーマンスで指揮官を任された。世界の注目が集まる式典とあって、「光栄ですし、神聖なものであると意識しました。日本代表として恥ずかしくないものを作らせてもらいます」と誇らしげ。4回目となった全体リハをチェックし、拍手を送った。
パフォーマンスには、EXILEの所属事務所・LDHが運営するダンススクール「EXPG」の生徒からオーディションで選ばれた小中高校生140人を中心に、216人が参加。この日は、日本神話がモチーフの第1部「-精神」の冒頭3分のみ公開された。出演者は白の和装で登場すると、行進中に太陽と炎をイメージした色調の衣装へ早着替え。旗や番傘を手に疾走し、踊った。
3部構成の“ショー”を、HIROは「伝統芸能と現代の子供たちのパワーの融合」と表現。日本全国の祭りから着想を得た演出も盛り込まれるという。昨年10月にアテネの本番会場を視察し、「行った時に感じたのは風。天候が気になります。屋外で照明が使えないので、昼に映える作り方ができてると思います」と説明した。
共にリハを見届けた森喜朗東京2020組織委員会会長(82)もキッズダンサーの躍動に、「『頑張ればEXILEに入れるかもしれないよ』と言うと、うれしそうな顔をしてました」と冗談めかした。聖火は3月12日にギリシャ・オリンピアで採火され、19日に引継式。26日から47都道府県を巡って、列島を五輪色に照らす。