漫画家の倉田真由美氏が２７日、ＴＯＫＹＯ　ＭＸ「バラいろダンディ」で、東出昌大の不倫報道を「不必要」とする声に対し「ゲスだけど、ニーズがある以上、そういう報道も必要。それで食べてるから」との持論を展開。「受け取る側もゲスだなという気持ちを持ってみるべき」と語った。

　番組では、東出と唐田の不倫問題に端を発した芸能人の不倫報道について出演者で議論を戦わせた。東出の報道に対し、「行き過ぎ」などの声が上がる一方、倉田氏は「不倫報道、はっきり言ってすごく好きだから。芸能ランキングとかみても、今回の件、東出さんの話とかトップにくるわけですよ。みんな知りたい」と、世間の関心は高いとした。

　だがその“不倫を知りたい”という気持ちは「ハッキリ言って、ゲスなもんですよ。私も含めて知りたい、知りたいというのはゲスな気持ち。ましてや、人さまの家庭のこと、プライベート、恋愛のことを訳知り顔で正義面して言うのも、全部ゲスだと思います」とも語った。

　だが「ゲスだけれど、ニーズがある以上、そういう報道も必要なのよ。それで食べてるから」ともコメントし「私、今回の東出さんは文春だけど、私が文春の記者なら追いますよ。ゲスだなと思いながら。やってる方も知りたい方もゲス。受け取る側は自分がゲスだなという気持ちを持ちながら見た方がいい」と何度も“ゲス”という言葉を並べて説明した。

　だがこれに認知科学者の苫米地英人氏は「民間事業者の文藝春秋がやるのはいいけど、電波法、放送法で縛られている公共の電波のテレビがやるのはいかがという視点を持たないといけない」と注意していた。