ミルクボーイ「コーンフレーク」ケロッグ社と“和解”完了 公式応援サポーター就任
昨年のM-1グランプリを制したお笑いコンビ・ミルクボーイの駒場孝(33)、内海崇(34)が28日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われた「ケロッグ公式応援サポーター就任式」に出席した。「腕組んでるトラ」の着ぐるみや、リアルな「生産者さん」と対面するなど、M-1でネタにしていじったケロッグ社と完全に“和解”。同社のCM撮影も決定するなど、「M-1特需」がまだまだ続いているところも見せつけた。
M-1の決勝で、散々ディスりのネタにしたコーンフレークとミルクボーイが、本来の“マリアージュ”を取り戻した。
昨年12月に行われたM-1決勝のファーストラウンド、ミルクボーイはコーンフレークネタの漫才で大ウケ。審査員7人制での史上最高となる681点をマークした。2人がネタにした「腕組んでるトラの顔」がパッケージの「コーンフロスティ」を製造・販売するケロッグが、優勝直後に公式ツイッターで祝福して盛り上がったことから、今回の応援サポーター就任が実現した。
就任式では2人に対し、工場直送の「コーンフロスティ」が贈られた。持参したのは、群馬・高崎工場長の松原剛氏。ツッコミの内海がM-1のネタで発した「生産者さんの顔が浮かべへんのよ!」とのフレーズを逆手に取り、リアルな“生産者さん”が登場した。
内海は「確かに、この顔は思い浮かばなかった…」と苦笑いしつつ、駒場と2人で「すみませんでした!」と謝罪した。通常の流通品より味が良いという工場直送品を試食し、「うまい!」を連呼。「人生最後の食事でも、晩ご飯でも食べられます!」と、M-1のネタにかぶせて笑いを誘った。
「腕組んでるトラ」ことトニー・ザ・タイガーから、トレードマークの赤いスカーフを贈られるなど、すっかりケロッグ社と和解を完了。最後に、コーンフレーク漫才の「応援サポーター版」も披露した。従来のネタに、「栄養満点やから、寿命も延びるから」「五角形じゃなくて十角形やから」などと、コーンフレークを持ち上げるワードを挟み込んだが、やり慣れていないからか、滑舌に定評のある内海が時折かむシーンもあった。