梓みちよさんが死去 76歳、「こんにちは赤ちゃん」、心不全か

 昭和のヒット曲「こんにちは赤ちゃん」で知られる歌手の梓みちよ(あずさ・みちよ、本名・林美千代)さんが亡くなったことが3日、分かった。76歳だった。

 所属事務所によると、2月1日に通販番組の生出演を控えており、打ち合わせのため先月29日午後にマネジャーが都内の自宅を訪ねたところ、ベッドで横たわっていたという。救急通報し、死亡が確認された。遺族の意向により、近親者のみで2日に葬儀を執り行った。

 梓さんは1943年6月4日生まれ、福岡県出身。福岡女学院を卒業後、宝塚音楽学校に入学。62年に中退し、大手芸能事務所の渡辺プロに入った。翌年、「こんにちは赤ちゃん」が大ヒット。レコードの売り上げは100万枚を超えた。第5回レコード大賞を受賞し、翌年のセンバツ高校野球開会式の行進曲にもなった。

 デビュー曲は「ボッサ・ノバでキッス」。他に「二人でお酒を」など。

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