川崎麻世とカイヤに30秒殺の離婚判決 “けんか両成敗”カイヤの反訴を棄却
俳優・川崎麻世(56)と妻でタレントのカイヤ(57)による離婚裁判が3日、東京家裁で開かれ、離婚の判決が下された。2018年10月に離婚を望んで訴えを起こした麻世に対しカイヤは昨夏、離婚と慰謝料2000万円を求めて反訴。家庭内暴力(DV)や生活費の認識について互いの主張がすれ違い泥沼化していたが、家裁は反訴を棄却。裁判費用などをカイヤ側が負担するよう言い渡した。
1年半近く争ってきた裁判は最後、わずか30秒殺で麻世の勝利に終わった。十数年前から別居し、「離婚する・しない」で芸能界を騒がせてきた夫妻に、離婚の判決が下った。
昨年10月の口頭弁論には麻世とカイヤが出廷したが、この日は、両者ともに代理人すらいない法廷に裁判長が「原告と被告は離婚とする」、「反訴は棄却」、「裁判費用は本訴、反訴ともに被告が負担」と判決を告げ、あっけなく閉廷した。
同居時代から夫婦げんかが絶えず、04年6月に自宅の鍵が交換されたことにより、麻世がホテル暮らしを開始。07年12月から本格的に別居しており、家裁はカイヤが複数男性との交際を公言するなどしていた15年8月頃には婚姻関係は破綻していたと判断した。
麻世が交際宣言している元アイドルの女性とは16年2月から関係が始まったもので、関係破綻後。互いを被害者と主張し、食い違っていたDVについては認定されず、暴力があったとしても一方的なものではないとして“けんか両成敗”の形で不問となった。
麻世の不貞行為やDVが認められなかったため、カイヤの慰謝料請求は棄却。泥沼の離婚訴訟は、麻世の“勝利”でひとまず幕を閉じた。