尾上右近 現代劇は「左手でご飯食べる」ほどの難しさ
歌舞伎俳優・尾上右近(27)が4日、大阪市内で会見し、主演舞台「この声をきみに~もう一つの物語~」(3月6~8日、大阪・サンケイホールブリーゼ。3月12~22日、東京・俳優座劇場)をPRした。
右近にとって現代劇は、2018年の「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~」以来、2度目。今作は17年のNHKドラマ「この声をきみに」で描かれた朗読教室を舞台に、脚本家・大森美香氏が新たな登場人物、エピソードを書き下ろす。
人生の転換期に朗読教室へ行くはめになったぶっきらぼうな青年を演じる右近は、現代劇について「歌舞伎の演技方法しか学んで来なかった自分には、いつも右なのに、左手でご飯を食べなきゃいけないという感じだった」と難しさを表現。歌舞伎と異なり、約1カ月間のけいこで練り上げていく「チームワークの重要性」にも触れた。共演は佐津川愛美、小野武彦ら。