人気絶頂のミルクボーイが抱える2つの“課題”

 昨年12月に開催された漫才ナンバー1決定戦「M-1グランプリ 2019」で優勝したお笑いコンビ・ミルクボーイの駒場孝(33)と内海崇(34)がこのほど、デイリースポーツの単独インタビューに応じた。M-1制覇の瞬間から1日も休みがなく、5月まではスケジュールが埋まっているという2人。その多忙さ故に、2つの“課題”を抱えていることを明かした。

 M-1前は「月の半分ぐらいはオフだった」という2人。M-1特需と言える忙しさに、内海は「逆に休んでたらヤバい。休みあるんや、って思われたくないです」と笑顔でキッパリ。駒場も「休みあるってなったら、逆に不安ですよね」と笑った。

 多くの番組に出演することで、フリートークが不安視されていた。それでも内海は「僕らはラジオを何回もやらせていただいて、『オールナイトニッポン』なんかもやらせてもらって、結構好評だった。知ってくれてる方は、知ってくれてる」と自信を見せた。

 一方で、明確な課題の1つが「会見」だという。内海は「慣れないことが多くて…。ボケるべきなのか、あまりボケまくったら『ちゃうな』となるし、でもボケなかったら『ボケへんな』って言われるし…。案配が難しい」と思案顔。駒場も「どう思ってはります?記者の方は」と“逆取材”を始めた。

 これまでほぼ全国的な露出がなかっただけに、自らが発した言葉の“切り取られ方”にも気を遣っている。「どういう風にしゃべったらどういう記事になる、というのも、最近分かってきて、ボケで言ったことが本当のように書かれたら、やっぱりおかしくなる。一回、みんなで話し合いましょう(笑)」と内海。「どこまでボケ寄りしたらいいのか、本当寄りにしたらいいのか…」と駒場も続き、「僕ら、ようやってる方ですか?」と続けて逆取材した。

 大ブレークから1カ月あまりで、見えてきた課題。内海は「急に出てきたヤツがボケまくってたら、人となりも知られてないし、意味が分からなくなるやろなと」と自らの立ち位置も踏まえて悩んでいる。

 日付や曜日感覚もなくなるほどの多忙で、「毎日、現場現場で考えることが何個もたまってるんですよ」という状況。それだけに「インプットする時間が減っている」というのが、第2の課題だという。内海は「外の情報と隔離されてますね…。出てる番組でニュースが流れて、そこで『えっ、そうなんや』って知ることがたくさんあります」とぼやいた。

 もともと「人の言っている言葉とか、テレビから流れる言葉とかから、テーマを引っ張ってくる」というネタ作りだけに、インプットの減少は致命傷になりかねない。駒場も「春にツアーも控えているので、ホンマにやばい」と危機感をあらわに。内海は「経験値は上がったので、緊張はしなくなりました」というプラス要素も口にしつつ、「早く流れをつかみたい」という思いは共通していた。

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