岡田健史 新境地“ヘタレ男子”で殻破る FODドラマ主演で“真逆”キャラ
TBS系ドラマ「中学聖日記」でブレークした俳優・岡田健史(20)が、フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ「いとしのニーナ」(今春配信)で主演することが5日、分かった。大人気少女マンガが原作で、不器用な男子高校生が恋や友情と向き合いながら成長する物語。大人びた表情とクールなたたずまいで人気を博す岡田が、初の“ヘタレキャラ”で俳優としての新しい顔を見せる。
新たな一面に挑戦する岡田は「大役を授かり、とてもうれしいのと同時に身が引き締まる」と気合十分。新境地で自身の殻を破ることを誓った。
岡田が演じる高校生「外山厚志(とやま・あつし)」は、臆病で情けないダメダメ男子。落ち着いた雰囲気と大人びた容姿で世の女性をメロメロにしてきた岡田は「声を高く出すことを意識しています」と自身と“真逆”のキャラに挑み、徹底的に役を追求する。
とはいえ、岡田にも「経験したことがない事象と対面した時に保身に走ってしまいがち」とヘタレな一面はあるという。主人公は「自分と誠実に向き合える性格」も併せ持つだけに、「厚志を見習って臆することなく立ち向かっていきたい」とキャラクターへのリスペクトも忘れない。
同作は友情や恋愛を通し、葛藤や克服を経験して男として成長する姿を描く。厚志は一目ぼれした新名(ニーナ)が、親友が起こしたある事件に巻き込まれたことで彼女のボディーガードをすることに。ニーナの心の傷や、自身の不器用さと向き合いながら、一人の女性を守るシーンも見どころだ。
昨年「G線上のあなたと私」が波瑠(28)主演でドラマ化したばかりの、いくえみ綾氏(55)作の少女マンガが原作。05年~10年の連載から時間があいてしまったことに不安もあるが、「ダメダメなキャラ達がどのように動いてくれるのか。今からとても待ち遠しい」と、長年温めてきた作品を岡田に託す思いを語った。