カーク・ダグラスさん死去 103歳 息子マイケル「映画黄金時代のレジェンド」

 ハリウッド黄金時代に活躍した映画スター、カーク・ダグラスさんが5日(日本時間6日)、死去したことを息子で俳優のマイケル・ダグラスが同日、フェイスブックで発表した。

 マイケルは「カーク・ダグラスが103歳で死去しました」と発表。映画人としてのカークさんを「映画の黄金時代に、黄金の歳月を過ごしたレジェンド」、「何世代にわたっても耐えうる映画のレガシーを残しました」とたたえた。

 また、家族にとっては「シンプルに父であり、素晴らしい義父であり、愛すべき祖父であり、素晴らしい夫でした」とつづり、社会貢献の側面も強調。最後に、カークさんの最後の誕生日に自身がかけた「ダッド、とても愛しています。そして、あなたの息子であることをとても誇りに思います」という言葉をささげている。

 カークさんは40年代に映画界入り。49年の「チャンピオン」で脚光を浴び、「OK牧場の決斗」(57年)、「ガンヒルの決斗」(59年)などの西部劇から「地獄の英雄」(51年)、「探偵物語」(51年)、「炎の人ゴッホ」(56年)といったシリアスなドラマまで、幅広く活躍した。

 プロデューサーとしてもブライナ・プロを設立し、社長として辣腕を振るった。全財産をなげうった「ヴァイキング」(57年)では1500万ドルの興収をあげ、60年には「突撃」(57年)に続いてスタンリー・キューブリック監督と組み、25万人が出演したとされる超大作「スパルタカス」を製作・主演。赤狩りでハリウッドを追放されていた脚本家ダルトン・トランボを起用する硬派なところを見せた。

 74歳だった91年には搭乗していたヘリコプターが墜落する事故に巻き込まれたが生還し、役どころさながらのタフガイぶりを発揮。94歳だった2011年にはアカデミー賞授賞式に助演女優賞のプレゼンターとして登場し、健在ぶりを見せていた。

 私生活では54年にアン夫人と結婚した。

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