沢尻 被告の今後は引退?復帰?海外?実業家? 所属エイベックスは支援継続も

 合成麻薬MDMAなどを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた女優・沢尻エリカ被告(33)の判決公判が6日、東京地裁で開かれ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決が言い渡された。閉廷後、所属事務所を通じてコメントを発表。「今一度、自分自身を見つめ直していきます」と直筆の文字に、更生への覚悟をにじませた。傍聴には19席に対して915人が並び、抽選倍率48・1倍となった。

 沢尻被告は初公判で「女優への復帰は考えていません」と引退を示唆した。昨年12月の保釈後、都内の病院に入院し薬物治療を受けていたが、近日中にも退院する見込み。今後はクスリ断ちはもちろんのこと、大好きな演技の仕事とも“決別”するかが注目される。

 有罪判決を受けても所属するエイベックス・マネジメントは、契約を解除することはなかった。同社は沢尻被告の社会復帰への支援を明言しており、広告契約企業やテレビ局などへの5億円以上ともいわれる違約金も、工面するとみられる。

 同社専務は初公判で読み上げられた陳述書で、女優業への未練をのぞかせたが、同社は本人の意思を優先する方針。沢尻被告が女優継続に気持ちが揺らいだ場合、かつてスペインで個人事務所を立ち上げているだけに、活動の場を海外に移すことも考えられる。閉廷後、同社は「今後につきましては、本人との話し合いを重ね、真摯に対応して参ります」とコメント。沢尻被告への処分については触れなかった。

 情状証人を務めた主治医は「お母さんとレストランをするのも1つ」と、飲食店経営歴がある母・リラさんとの二人三脚での更生プランを提案。兄も都内で飲食店を経営しているだけに、沢尻被告の“第二の人生”は『食』がキーワードとなる可能性もある。

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