三浦瑠麗氏、夫婦別姓制度で「選択肢を与えることに反対する人」の思い込みを指摘
国際政治学者の三浦瑠麗氏が7日、ツイッターに新規投稿。「選択的夫婦別姓制度」について自身の経験を踏まえて見解を示し、「別姓の選択肢を与えることに反対する人」が、「別姓を望む人」を自分たちの“ものさし”で推し量っているため、本質的な所にまで理解が及んでいない実情などをつづった。
三浦氏は「三浦姓になって17年。家族をつくるには名字を変えるよりもっと大きな努力が必要だった。結婚には不都合さが一緒についてくるもの」とした上で、「別姓を望む人は結婚にまつわる不都合さを全て排除したいわけではないのに、別姓の選択肢を与えることに反対する人は、相手がそうであるに違いないと思い込んでいる」と指摘した。
さらに、三浦氏は「日本の夫婦の3分の1は離婚する。大したコミットメントなしに結婚したり離婚する人がいる一方で、物事を結構深刻に捉えるタイプの人が、姓を変えることへの抵抗で結婚をためらう現実がある。進んでるとか遅れてるとかいうことではなくて、女性が男性と結婚しなくても生きていける時代だからなんですよ」と分析。個人の意識以前に、時代背景が及ぼす影響に言及した。
三浦氏は「ちなみに、私ははじめから別姓にしたいわけではなかったので、選択的夫婦別姓問題の当事者ではありませんが、どうもたくさんの人に結婚してほしがる政治家が、物事を真面目に捉えて悩むタイプの自力だけで生きていける女性に結婚の覚悟とはみたいなものを問うているのを興味深く見ています」と、自らの視座を明らかにした。