ＳＫＥ４８の松井珠理奈（２２）が７日、名古屋市のＳＫＥ４８劇場で行われたチームＳ「重ねた足跡」公演に出演し、グループからの卒業を発表した。卒業時期は未定。松井の卒業で、ＡＫＢ４８グループ選抜総選挙の１位経験者は全員、グループを離れることとなった。

　公演途中に一時、出演した松井は、アンコールでピンク色のドレスを身につけて再登場。「緊張するんですけど、久しぶりにこのチームＳ公演に帰ってこられたのも、皆さんがいるからだなと思います。ありがとうございます」と笑顔でファンに感謝。昨年１０月に発売したソロアルバムの収録曲「あの日交わした約束」を１人で歌い上げた。

　歌唱後、メンバーに囲まれた松井は、「約１１年間、こうして頑張って来れたのもメンバーやファンの皆さんのおかげだと思います。今日の公演を見ていて、最近のメンバーを見ていて、すごく成長したなと。最後の１期生として、私はすごくうれしいです」としみじみ。「だから私も勇気を振り絞って、一歩踏み出したいなと思いました。というわけで、私、松井珠理奈はＳＫＥ４８を卒業します。今日はその発表があったので公演に出させていただきました」と笑顔で発表した。

　数人が「エーッ」と驚きの声を漏らしたが、衝撃が大きすぎたのか、会場は静まりかえった。

　松井は２００８年７月、１１歳でＳＫＥ４８オープニングメンバーオーディションに合格。１０月に公演デビューした。同月に発売されたＡＫＢ４８の１０ｔｈシングル「大声ダイヤモンド」では、歴代最年少での選抜入り。実質的なセンターポジションも務めた。

　一方で、もろさも抱えていた。２０１８年のＡＫＢ４８グループ第１０回選抜総選挙では、初の１位を獲得。だが、イベント翌日から体調不良のため約３カ月間、活動を休止。昨年も９月に体調不良で活動休止し、１１月に仕事復帰したばかりだった。