山尾志桜里氏 森法務大臣の答弁「まずい」とツイート…「ないものをあると」
立憲民主党の山尾志桜里氏が10日、ツイッターを更新。黒川弘務東京高検検事長(63)の定年を国家公務員法に基づき半年間延長した異例の閣議決定について、過去の政府答弁との矛盾点を投稿した。
山尾氏は「国家公務員法に定年制度(定年+延長+α)が入ったのが昭和60年。当時の政府答弁は『検察官にはこの定年制の適用はない』。でも令和2年現在、突然森まさこ大臣が国家公務員法の適用はあります!黒川検事長の定年は延長できます!と言い出した」と森法務大臣の答弁を引き合いにだした。
山尾氏は続く投稿で「法務大臣が『ない』ものを『ある』と言い出すのはまずい。しかも『ない』と言ってきた過去を知らずに『ある』と言ってしまったのもまずい」と森氏の答弁に疑問符。「安倍政権は、一度落ち着いて、戦後初の検察官の定年延長という人事の法的根拠の有無を再検討すべき」と指摘した。
ネット上では、予算委員会における2人のやり取りが話題になり、「山尾議員は鋭い。客観的資料に基づいた合理的な発言」「山尾議員完勝」などの声が見られた。