桂文枝 野村克也さん悼む「名伯楽が村山さん、星野さんと続いて鬼籍に…」

 プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也さんが11日、虚血性心不全のため84歳で死去したことを受け、落語家の桂文枝(76)が同日、追悼コメントを発表した。

 文枝は「つい先日テレビで監督を見たように思ったのに、まさか急に訃報を聞くとは」と衝撃を隠せなかった。阪神特集を組んだ雑誌の依頼で、野村さんの似顔絵を描いたことがあり「例のニタニタした顔で喜んでいただきました」と回想。名球会の仕事でよく一緒になったといい「監督ほど、唯我独尊マイペースを貫いた方はいませんでした。本当にユーモア溢れる人でした」と人柄をしのんだ。

 2017年に死去した野村さんの妻・沙知代さんからプレゼントされた高級時計を、野村氏が紛失した際、「“人の時計が気になって、仕方なかったよ”と苦笑いしておられた顔が忘れられません」というエピソードも披露。

 阪神ファンの文枝は「阪神を率いた名伯楽が村山実さん、星野仙一さん、と続いて鬼籍に入られたのが残念でなりません」と、野村さんを悼んだ。

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