ハリポタ舞台 東京でアジア初上陸 映画から19年後の世界描き欧米で超ヒット中

 TBSとホリプロがタッグを組み、世界的に大ヒットしている舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」が、2022年夏に東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されることが13日、決まった。TBS開局70周年記念公演で、キャストは日本人。超異例の無期限ロングラン上演が予定されている。この日、英ロンドンのパレス・シアター前では、上演決定セレモニーが行われた。映画シリーズ最後の作品「-死の秘宝」の19年後を描いた待望の舞台がついに日本に上陸する。

 全世界で愛される超人気シリーズの流れをくむ舞台が、22年夏に日本に上陸する。「-呪いの子」は、映画シリーズの最後から19年後を描いた戯曲で、関連コンテンツとしては初の舞台作品。魔法界の英雄で3人の子の父となったハリー・ポッター、次男・アルバス、ハリーのライバルだったドラコの息子・スコーピウスらが冒険を繰り広げる。

 作品は英・ロンドンで16年7月30日に初演。米・ニューヨークとサンフランシスコ、豪・メルボルンでも上演され、計420万人を動員。英米両国では数々の演劇賞を獲得した。ドイツ、カナダでの上演も決定済みだが、アジア圏では東京が初となる。

 東京での上演は、ミュージカルや舞台で、過去38作品でタッグを組んできたTBSとホリプロが、4年の交渉の末に実現した。会場のTBS赤坂ACTシアターを21年後半から大規模改修し、ハリー・ポッター専用劇場にするという一大プロジェクト。さらに上演期間は、関係者が「ミュージカルではないセリフ劇では日本で初」という超異例の無期限ロングラン形式となる。出演する日本人キャストは、オーディションで21年夏ごろに決まる予定だ。

 舞台はフライングや水中の演出などで魔法の世界を表現する一方、人間の愛や憎しみを描いており、シリーズのファンだけでなく、演劇好きにも楽しめる内容。各3時間の1部と2部に分かれて上演されているが、各国では、1年先でないとチケットが取れない人気だという。

 日本でも小説は累計3000万部を発行し、新たなテーマパーク構想も取りざたされるハリポタ。世界観を反映してリニューアル劇場で上演される舞台は、大きな反響を呼びそうだ。

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