【弁護士の見解】槇原容疑者、実刑の可能性低い 10年以上経過で“一区切り”

 歌手の槇原敬之容疑者(50)が13日、警視庁に2018年4月、東京都港区のマンションの一室で覚醒剤や危険ドラッグを所持していた容疑で逮捕された。槇原容疑者に予想される量刑について、弁護士法人・響の西川研一代表弁護士がデイリースポーツの取材に対し、「有罪の場合でも、実刑になる可能性は低い。恐らく懲役1年6月から2年、執行猶予も3~4年となるでしょう」と推察した。

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 西川弁護士は、「法的には定義されていませんが、これまでの慣例として、『十年一昔』ではないですけど、執行猶予期間を終えて10年以上が経過すると“一区切り”という感覚がある」と説明。10年間検挙されなかったことが、一つの反省の証であるという考え方があり、再犯であることがそこまで重視されない傾向があることを明かした。

 槇原容疑者は1999年に逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。執行猶予が明けてすでに約18年が経過していること、さらに、現時点では押収された覚醒剤が微量であることも鑑みた上で、「弁護側の方針にもよりますし、起訴内容が覚せい剤取締法違反だけなのか、他の薬物についても起訴するのかにもよりますが、前回の求刑から大きく変わらない可能性はあります」と分析した。

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