槇原敬之容疑者、2年前からマークされていた 18年事務所社長逮捕時は関与否定も
歌手の槇原敬之容疑者(50)が13日、警視庁に2018年4月、東京都港区のマンションの一室で覚醒剤や危険ドラッグを所持していた容疑で逮捕された。同年には所属事務所社長を務めていた男性が逮捕されていた。また人気歌手の逮捕にテレビ各局は対応に追われた。
槇原容疑者が逮捕された容疑は、2018年4月に東京・港区の自宅で覚醒剤、同年3月に「ラッシュ」と呼ばれる危険ドラッグを所持していた疑い。2年前からマークされ、慎重に内偵されていた。
同じ年には、所属事務所の代表取締役を務めていた男性も覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されていた。槇原容疑者はその際、所属事務所として文書を発表。同年の3月に代表を解任したことを明らかにした上で、解任の理由については「事件とは全く関係ないこと」として、在職中から薬物を使用していたかについて「まったく預かり知らないこと」と関与を否定していた。
しかし、2人は99年に槇原被告が初めて覚せい剤取締法違反で逮捕されたときも、一緒に逮捕されている。当時入手経路に関して、槇原容疑者は「新宿で知人の外国人から4万円で買った。(男性に)買いに行かせた」と、共同で所持していたことを供述していた。2人の関係性について槇原被告は「友人」と答えていたが、当時から親密な関係性を指摘されていた。
今回、所持していた危険ドラッグは「ラッシュ」と呼ばれる合成麻薬で、2000年代に入って、外国からの輸入量が増えていることで問題視されていた。特に性交の際に液体を服用すると、血管の拡張や筋肉を弛緩(しかん)させる作用があり、快感が高まることから「ラブドラッグ」と呼ばれ、人気があったという。
今回の事件において、男性が関与しているかについては、捜査当局は今後、慎重に捜査していくものと思われる。