百田尚樹氏、安倍首相の新型ウイルス対策「人混みを避けて」に違和感「悲しすぎる」
作家の百田尚樹氏が14日夜、ツイッターに連続投稿。新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍晋三首相が予防策として「人混みを避けて」と発言したことを批判したフォロワーの投稿を受け、「いつも運転手付きの車で(移動する)政治家の先生は簡単でしょうが…」と庶民の生活感覚とのギャップに違和感を示し、「悲しすぎますね」と嘆いた。
百田氏は、安倍首相の「人混みを避けて」発言に対して「人混みさけたら仕事も生活もままならない。ウイルスの流入を止めないで国民に『逃げて』と言っているに等しい」という投稿を引用。「安倍総理が『人混みを避けて』とか言ったのですか。もしそれが本当なら悲しすぎますね」と反応した。
百田氏は「ほとんどの人は、毎日、満員電車に乗ってるし、主婦はスーパーに買い物に行きます。いつも運転手付きの車で、夕方のスーパーで買い物などしたこともない政治家の先生は、人混みを避けることは簡単でしょうが…」と、人混みの中にいることが日常である一般の人たちの生活を慮った。
安倍首相は「高齢者や基礎疾患を持つ人」に対して「人混みをできるだけ避けるように」と発言していたが、人混みを避けなかったから感染しても個人の責任という「自己責任論」につながりかねない首相の発言に批判的なリプライが続いた。
さらに、百田氏は「安倍さん、医療体制の整備も大事だけど、まずは中国からの観光客を止めることだよ。船底に穴が開いて、どんどん浸水してるのに、バケツで排水してる場合じゃないだろう。排水の機能を上げるより、まず穴をふさごうよ」と呼びかけた。