石原さとみ 聖火リハ“成果”ばっちり!本番は5・8長崎「反戦願い、つなげたら」

 女優・石原さとみ(33)が15日、東京都羽村市内で、東京五輪聖火リレーのリハーサルに参加した。交通規制された本番コースを、白地に赤のラインが入った公式ユニホームで無灯火のトーチを持ち、200メートルに渡ってランニング。沿道からの声援に大きく手を振り返して、「緊張しましたが、皆さんに応えている時間が楽しくて、あっという間でした」と“試走”を満喫し、聖火がつなぐ五輪開幕へ期待感を高めた。

 聖火こそともっていなかったが、“ランナーズハイ”を十分に味わった。沿道から飛ぶ声援を浴びながら、長さ71センチ、重さ1・2キロのトーチを誇らしげに掲げ、200メートルを快走。次の走者の元にたどり着くと、「Hope Lights Our Way」と名付けられた手をクルクル回して差し伸べるポーズを決めてから、お互いのトーチを近づける「トーチキス」で予行演習を締めくくった。

 走り終えるとトーチを持ったままで会見し、「止まって片手で持ってると重く感じても、あの場では重さを感じなかったです」。ランナーは時速6キロが想定されているが、「高揚してどんどん速く走ってしまい、『もっとゆっくりお願いします』と注意していただきました」と反省した。

 聖火は3月12日にギリシャ・オリンピアで採火され、19日にアテネで引継式。日本国内のリレーは26日に福島県からスタートし、47都道府県を巡る。全国を走る1万人の聖火ランナーへ、「誇りになる尊い時間になるので、かみ締めてもらえたら」とメッセージを送った。

 石原にとっての本番は5月8日。被爆者の本多シズ子さんとの出会いにより、人生観が変わった場所だという長崎県内を走るが、「反戦、核廃絶を願って聖火をつなげたら」と気合を込めた。「1歩1歩を感じながら走れたら、もう少しゆっくり走れると思うので、リハーサルをして良かった」。改善点も見いだし、収穫の多い“準備ラン”となった。

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