中井貴一 舘ひろしの「飛び道具」をおねだり…主演男優賞で来年司会
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7社で構成)が制定する「第62回ブルーリボン賞」の授賞式が18日、都内で行われ、主演男優賞に輝いた中井貴一(58)は三谷幸喜監督らに感謝の言葉を贈った。
中井は「記憶にございません!」で記憶喪失になった総理大臣を演じた。デビュー40年目の節目で初の主演男優賞。「人間の心までデジタル化したんじゃないかと多々思うこともありますが、俳優が人間の感情を表現することは100年たっても変わらないと思う。最後に残るアナログな商売は俳優ではないか。人間の感情を出せるよう努めていきます」と今後の俳優としての生き方への誓いも込めた。
同賞を受賞した場合には、来年の授賞式で主演女優賞受賞者とともに司会を務めるのが恒例。来年一緒にステージに立つ主演女優賞の長澤まさみとは「『グッドモーニングショー』という映画でアナウンサー役はやっているので、リハーサルは映画でしてます」と自信たっぷり。今年の司会を務めた舘ひろしには「飛び道具あるからなあ。メガネかけるだけで(会場が)沸くんだもの。メガネを貸してください」とハズキルーペをおねだりし、笑わせていた。