波瑠 まさかの衣装合わせ9時間超「洗礼かなと思った」 成田凌は「2日」

 完成披露舞台あいさつを行った(左から)遊川和彦監督、小澤征悦、成田凌、波瑠、岡田健史、黒木瞳=東京・笹川記念会館
 完成披露舞台あいさつで笑顔を見せる(左から)成田凌、波瑠、岡田健史=東京・笹川記念会館
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 女優の波瑠(28)が19日、都内で映画「弥生、三月 -君を愛した30年-」の完成披露舞台あいさつに、共演の成田凌(26)らと登場した。

 それぞれの道を歩みながら、30年にわたって愛を紡いだ男女の半生を描く感動作。人気ドラマ「家政婦のミタ」、「過保護のカホコ」などを手掛けた脚本家の遊川和彦氏が監督を務めた。

 遊川監督のこだわりを問われた波瑠は「遊川組の洗礼かなと思ったのが、衣装合わせが9時間かかって終わらなかったんです。脱いでは着る、ロボットのようになっていました」と回想。壇上で監督と「ね~♪」と声を合わせて笑い合った。主演の2人は30年間を演じるだけに、着用する衣装は多様。成田も「僕も2日かかりました」と明かした。

 作品にちなんで変わらず大事にしたいものというテーマには、波瑠は「普通で居続けようとすることですかね。ちょっと変わったお仕事じゃないですか。でも、いろんな人が共感できるような人を表現しないといけない。普通でいるっていうことを心掛けていきたい」と回答。成田は「会うたびに僕の写真を1枚だけとってくださる方がいて。ヘアメークさんなんですけどね。それを30年ぐらい続けてくれたら面白いな」と、ほっこりした希望で観客を和ませた。

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