つんく♂ がんで声帯摘出から5年余 代読あいさつで「元気でいなきゃ」
音楽プロデューサーのつんく♂(51)が20日、大阪市役所を訪れ、大阪府の吉村洋文知事(44)と同市の松井一郎市長(56)を表敬訪問した。つんく♂は2025年の大阪・関西万博に向け、府と市が出展する地元パビリオンの企画を話し合う有識者懇話会の特別アドバイザーを務めている。
つんく♂と吉村知事、松井市長は今回が初対面。吉村知事は「ワクワクする突き抜けた地元感を出したい。つんく♂さんの経験やアドバイスを」とお願いした。松井市長も「大病を患っていながら、輝いているつんく♂さんは万博のシンボル」と期待。“命輝く未来社会のデザイン”をコンセプトにした万博で、つんく♂の助言が生きるとした。
2014年2月に喉頭がんと診断され、同年10月に声帯を全摘出したつんく♂は、市職員がメッセージを代読する形で「特別アドバイザーに任命いただき、5年後ではありますが、それまでも元気でいなきゃ!と人生の目標としてもとても楽しみです」とあいさつした。
昨年12月に大阪市で開かれた第1回有識者懇話会には、ハワイからネットで参加。さまざまなアイデアを出した。地元で首長2人を前にしたつんく♂は「ハワイにいると思うんですが『ベタ is Best!』かもしれませんよ!わかりやすい、楽しいものをみんなで一丸となって作り上げ成功させましょう!」と提言した。