近大 卒業式と入学式の中止を発表…15年にはつんく♂が声帯全摘を発表
近畿大学は25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月に予定していた令和元年度の卒業式と4月に予定していた令和2年度の入学式を中止すると発表した。3月に予定していたオープンキャンパスも中止する。
音楽プロデューサー・つんく♂の母校で、2015年から総合プロデューサーを務めており、今年も7年連続で出席予定だった。つんく♂は15年の入学式で、声帯の摘出手術を受け、声を失ったことを告白。「後輩たちと一緒に人生の新たなスタートを切ろうと思った」とスクリーンに映し出されたメッセージで“語って”いた。
近大は、関西を代表するマンモス校として知られ、例年、東大阪キャンパスの卒業式には約7000人、入学式には1万5000人の学生、保護者が出席していた。
今年の卒業式は、大阪狭山キャンパス(医学部)で3月14日、奈良キャンパス(農学部)で同17日、東大阪キャンパスで同21日などを予定。入学式は上記3つのキャンパスでは4月4日を予定していた。
各学部、学科単位の小規模で行われる卒業証書・学位授与式については、実施を検討している。
なお、全国各地の附属学校や併設校の卒業式、入学式も同様に中止する。