寛平命名で改名 元ギンナナ金成公信が「千葉公平」に 大阪移住、新喜劇で再出発
お笑いコンビ・ギンナナとして東京で活動していた金成公信(44)が、新たな芸名「千葉公平」として吉本新喜劇入りし、25日、京都・よしもと祇園花月での公演で再出発した。
芸名の名付け親は東京・ルミネtheよしもとでのSPコントなどで親交を深めた間寛平(70)。千葉は「千葉出身で千葉、本名の公信から公、平は寛平さんの平をいただきました」と由来を明かした。「平(ぺい)をやるわ!」と言われたという寛平から提示されたほかの候補は、千葉真一、「学生時代にハウンドドッグを聞いていた」ということで小友康平だったという。
新喜劇初舞台となったこの日、千葉は元サラリーマンの借金取りの弟分役として真っ赤なスーツで登場。律儀に名刺を配ろうとし、兄貴分に怒られるなどして笑いをとった。終演後は「23年間、本当に(芸人を)やってきたのかっていうくらい緊張した」と振り返った。
吉本新喜劇では初めて、東京が出発点の芸人の転身となる。千葉県出身で、吉本興業の養成所・東京NSC2期生の千葉は、1996年に関暁夫(現Mr.都市伝説 関暁夫、44)と「ハローバイバイ」を結成した。2005年にはロンドンブーツ1号2号・田村淳(46)率いるビジュアル系バンド・jealkbに加入。09年「ハロー-」解散後、10年に菊池健一(42)と「ギンナナ」を結成し、活動していた。
昨年12月にギンナナ解散を発表すると同時に20年からの吉本新喜劇入りを発表。SPコントや営業で寛平、石田靖(54)、木村祐一(57)らの班で新喜劇に触れ、刺激を受けて目指すところになったと理由を明かしていた。
今年1月に大阪市内に転居した千葉は「移住して分かったのは、大阪から東京に来る芸人はこんなに怖いんんだなと思った。全然違う環境」と本音を吐露。共演した川畑泰史座長(52)からは「緊張する中で良かった」と合格点を出され、今後について関西弁のマスターも提案された。
3月10日からは本拠地の大阪・なんばグランド花月に出演予定。再出発した金成改め千葉は「骨をうずめる気持ちでこっちに来た。早く溶け込んで、新喜劇のためになるように頑張りたい」と気合を込めた。