三浦瑠麗氏が予測 新型肺炎の流行後、中国の習近平政権はさらに強力な統制力を持つ
国際政治学者の三浦瑠麗氏が25日、ツイッターに新規投稿。中国・武漢に端を発した新型コロナウイルスの感染拡大について、“国難”に対する結束によって習近平政権が「さらに強力な統制力を持つ政権になる」と予測した。
三浦氏は「新型肺炎の流行が終わってみれば、習近平政権はさらに強力な統制力を持つ政権となっているだろう」と切り出し、「新型肺炎は、米中貿易戦争、香港デモにつづく『海外勢力の陰謀』に由来する中国の国難であると位置づけられるだろう。それは、必ずしも真実ではなく、一面的な見方なのだが」と指摘した。
さらに、三浦氏は「とりわけ米欧に見られる皮膚感覚的な意味での中国恐怖症が浮かび上がってきたことで、中国人の被害者としての自意識を丸ごと証明してあげているようなものです。西側は彼らの結束と被害者意識を高めるのに貢献してしまった」と分析。「国難」に続き、欧米などからのバッシング的な視線に反発することで結束が強まるとした。