柳亭市馬が会長の落語協会 今春5人が真打ち昇進へ
落語家・柳亭市馬(58)が会長を務める落語協会は26日、都内で、「新真打昇進襲名披露会見」を行い、3月21日から東京・鈴本演劇場で始まる「真打昇進襲名披露興行」をもって真打ちに昇進する5人を発表した。
発表されたのは、三遊亭たん丈(58)、春風亭一左(41)、三遊亭歌太郎(37)、柳亭市楽(38)、三遊亭歌扇(48)の5人。三遊亭たん丈は三遊亭丈助に、三遊亭歌太郎は志う歌に、柳亭市楽は玉屋柳勢に改名する。
40歳を過ぎてから入門したたん丈は、秋田・男鹿出身で「ナマハゲ小ばなしを売りにやっております」とあいさつ。師匠の三遊亭圓丈(75)からは「還暦になってから真打ちになるかと思ってたら58歳でなっちゃった。中途半端で記憶にも記録にも残らない」と辛口のダメだしをくらい、苦笑いだった。
出身地である神奈川・秦野、初のはなし家という一左は「地元に貢献したい」。歌太郎は「水泳が得意」。市楽は「宝塚が好き。宝塚愛なら誰にも負けない」。酒好きという歌扇は「お酒の場を(落語で)盛り上げたい」。それぞれ自身のアピールポイントを発表していた。