俳優・市村正親（７１）が２６日、都内でミュージカル「ミス・サイゴン」（５月２３日～６月２８日、東京・帝国劇場、ほか全国８都市で上演）の会見に出席した。

　９２年の初演からただ一人、エンジニア役として出演を続ける市村は、１６年１０月～１７年１月の前回公演で卒業を表明していた。当時の心境や変化を問われると「僕ははなから卒業する気はありませんでした！その方がお客さんがいっぱい入るかなと思って」と、ちゃめっ気たっぷりにまさかの告白。「続けられる限り、今はやってくれと言われています。何歳まで？１２０…できるだけ長～く、息子がクリス（役）をやるぐらいまで」と宣言し、場内を笑わせた。

　ヒロインのキム役を初めて演じる高畑充希（２８）は「小さい頃からずっと見ていて、あこがれのサイゴンのキャストに入ることができてとてもうれしい」と笑顔。７年ぶりのミュージカル出演に向けてボイストレーニングにも取り組んでおり「（出演が）決まって、お尻に火がつきまして。いま必死でやっております。お稽古がすごく楽しみです」と意欲をにじませた。