菅直人氏 「指導力を誇示するため独断で決めたのか」…安倍首相判断の問題点
菅直人元首相が29日、ツイッターに新規投稿。安倍晋三首相が全国の小中高校に一斉休校を要請したことに「日本中が大混乱に陥っている」と安部首相の判断に疑問符を付けた。
菅氏は「安倍総理の一斉休校の要請に学校を始め日本中が大混乱に陥っています」と現状を指摘。「今日の朝刊各紙によると、一斉休校には文科省及び安倍総理の側近とされる萩生田文科大臣までもが強く反対したにもかかわらず、安倍総理が独断で強行したと報道。自民党はじめ与党にも『相談』でなく『通告』であったとある」と投稿。
続くツイートで「問題はどういう理由で総理が一斉休校を決めたのかだ。感染拡大を抑える効果があると考えて踏み切ったのか、それとも『コロナウイルス対策が後手に回った』との批判に慌てて、指導力を誇示するために独断で決めたのか。一斉休校を行うにあたっては日程などは各自治体の判断を尊重して対処すべきです」と指摘した。
安倍首相は、小中高校に一斉休校を要請した理由について28日に「先手先手でやるべきだと判断した。極めて切迫した時間的制約の中、最後は政治が全責任を持って判断すべきと考え、今回の決断を下した」と述べた。