質問打ち切りの安倍首相は私邸直帰…江川氏「うちに帰るだけならもう少し答えて」
ジャーナリストの江川紹子氏が29日夜、新型コロナウイルス感染拡大についての安倍晋三首相の会見を受けてツイッターに連続投稿。質疑応答で多くの記者が挙手しながら「予定時間を過ぎた」として打ち切り、会見場を退出した同首相が私邸に直帰していたことを示す首相動静を引用して「うちに帰るだけなら、もう少し答えてくれても」と嘆いた。
江川氏は「安倍首相の記者会見、一生懸命『まだ聞きたいことがあります』と訴えたけど、事前に指名されて質問も提出していたらしい大手メディアの記者に対して、用意されていた原稿読んで終わりでした」と現場の実情を証言した。
さらに、同氏は「専門家会議では議論してない全国一斉休校要請について、他の専門家に相談したのか、今回の判断した根拠やエビデンスは何か、それに伴う弊害やリスクとの検討はどのようにやったのか、期待される効果や獲得目標は何か…その他いろいろ聞きたいことはあったんだけど」と、質問したかった内容を明かした。
その後、29日の首相動静によって「午後6時から同36分まで、記者会見。午後6時57分、官邸発。午後7時12分、私邸着」と、会見後に公用等があるわけではなく、速攻で自宅に直帰していたことが判明。江川氏は「うっそ~うちに帰るだけなら、もう少し答えてくれてもいいじゃん」と訴えた。