橋下徹氏 「満員電車を放置している」理由を解説…社会全体のピークを抑えるため
大阪府知事と大阪市長を務めた橋下徹氏が2日、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、小中高校を一斉休校したことへの批判の中の「満員電車を放置している」との指摘について持論を述べた。
橋下氏は「一斉休校に反対する人は満員電車を放っといてどうなのと。それは感染をゼロにする話ではなくて、ピークを抑える話と、基礎疾患を持っている人を保護する話なんだから」と一斉休校の目的は感染そのものを無くすということではなく、医療機関等が対応できる限界値を超えないようにすることと、すでに何らかの病気を抱えている人を保護するためであると解説。
続けて「満員電車を全部止めたら経済活動が止まっちゃうじゃないですか。ピークを抑えるためには満員電車を止めなくても、小中高の学生1400万人いるんです。1400万人の活動を止めれば当然、ピークは抑えられます。経済の視点を考えて、子供たちの活動を犠牲にする」と一斉休校は、社会全体を考えた上でやむを得ない措置なのではと語った。
橋下氏はまた、一斉休校の意義について「子供たちを守るためだけじゃなくて社会防衛なんです。社会全体のピークを抑えるために一定の人数を抑制するということ」などと述べた。