吉本、無観客NGKから無料生配信開始 のりお「全国の漫才師!どないしてんねん」
吉本興業は6日午前10時、新型コロナウイルスの感染防止で休演中の大阪・なんばグランド花月(NGK)から、無料のネット生配信をスタートさせた。この日から毎日、リレー形式で全国の劇場から1日約12時間にわたって漫才やコント、新喜劇、トーク、遊びながら学べるコンテンツなどを配信する。
初日の冒頭はMCを務めるおかけんた、浅越ゴエ、酒井藍が無観客のNGKのステージに登場。浅越が「新鮮」と言えば、おかは「これだけ声が響きますか」と仰天した。浅越は「リレー形式で各劇場を朝から晩までつなぐ。(劇場が)空っぽのままではもったいない。ドンドン配信していこうと。トップバッターがここ、ここから始まる。関係者がすごい」と進行。
出演メンバーの紹介時、吉本新喜劇の企画があると発表されると、座長の酒井は「若井みどり姉さんが、貝の水着を着ておどりまくる。新喜劇の面白さをいっぱい知ってもらう企画です」と説明した。
ネタはからし蓮根が1番手で、もりやすバンバンビガロ、笑い飯、西川のりお・上方よしおと続いた。それぞれ普段通りに熱の入った掛け合いを見せ、関係者の笑い声が聞こえた。のりお・よしおは、ネタの終盤にのりおが「(出番は)9日ぶりやがな。全国の漫才師!どないしてんねん」と活動を“制限”されている仲間を気遣った。
この日はラストの東京・よしもと∞ホールからの配信(午後9時スタート)まで、計9本のプログラムが配信される予定。期間は現在中止となっている吉本主催の公演、イベントが再開されるまでの予定。