花田虎上 父・二子山親方の「財産放棄」を初告白、形見もなし…弟・貴乃花氏と絶縁状態
元横綱若乃花でタレントの花田虎上(49)が8日、読売テレビで放送された「上沼・高田のクギズケ!」に出演。2005年5月に口腔底がんで亡くなった父・二子山親方(享年55)の財産放棄をしていたことを初告白した。
葬儀では、部屋を継いでいた弟の貴乃花光司氏(当時は貴乃花親方)と長男の花田のどちらが喪主を務めるかで紛糾したが、最終的には花田が大役を務めた。次男の貴乃花は「長男の花田勝氏(※当時の表記)がどうしてもやらせてほしいと言うことなので…。部屋の経緯、相撲界のことを考えても、私がやるのが当然であったかもしれないが」と不満を隠せず、一方の花田も「父からも常々“頼む”と言われていた」と主張。絶縁状態だった兄弟の関係はますます泥沼化した。
この日の番組で、野村克也氏の遺産騒動について取り上げた際、花田は「僕は財産放棄したので」と告白。その理由を「1回僕は(相撲界を)出たので、関わらないようにした」と説明した。花田は29歳だった2000年、引退。相撲界とは関わらず、実業家、タレントに転身した。
花田によると、「父が入院してる時に『助けてくれ』と突然電話が入った」という。それでも一度離れた以上、「関わらない方がいい」と思ったが、悩んだ末、父に「全てのものは取りません(財産放棄します)。ただ、あなたのことは死ぬまで看ます」と「条件」をつけ、力になったという。「助けてくれ」という言葉については「いろんな意味があると思うんですけど」と明かさなかった。
死後、父の形見の着物などももらっていないそうで「それも、お金と一緒で(財産放棄しているので)持っていけないんです。持っていくと窃盗罪」と語っていた。