石橋蓮司 撮影中に職務質問され押し問答「俺を知らなかったことがショック」
俳優の石橋蓮司(78)が9日、都内で主演映画「一度も撃ってません」(4月24日公開)の完成報告会に登場し、撮影中に職務質問にあったことを明かした。
売れない作家の主人公がハードボイルド小説のリアリティーを追求するため、殺し屋のフリをしたことから巻き起こるコメディー。撮影の合間、トレンチコートにサングラス、ハットという、いかにもな衣装で石橋が車の中に待機していたところ、1台のパトカーがやってきたという。
2人の警察官に職務質問され、車の窓を開ける開けないで押し問答。直前に拳銃をいじるシーンを撮影していたこともあり「あれ?持ってきてないだろうな?って、ひっぱりすぎたんですね。応援でもう1台呼ばれるかってところにスタッフがきて、説明してくれた」と苦笑いした。
ただ、怒りの矛先は「『その前に知らないのか?児童劇団からやってるんだぞ』と、俺を知らなかったことがショック」。半世紀以上の役者キャリアを持つ大ベテランのボヤキで会見を締めくくった。