トム・ハンクス 新型コロナ感染 ついにハリウッド俳優も直撃…妻も陽性
新型コロナウイルスの猛威が、ハリウッドスターを直撃した。「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1995年)などで知られる米人気俳優トム・ハンクス(63)が11日(日本時間12日)、自身のSNSで、妻で女優、プロデューサーのリタ・ウィルソン(63)とともに新型コロナウイルスに感染していることを明らかにした。ハンクスは映画撮影の準備のためオーストラリアを訪問中だった。
「私たちはコロナウイルスの検査を受け、陽性であることが判明しました」。米アカデミー賞主演男優賞を2年連続受賞したハリウッドのトップスターが、まさかの感染を告白した。
ハンクスによると、2人は風邪のような症状に見舞われて疲れや体の痛みなどを感じた。リタはしばしば悪寒を感じ、微熱もあったという。状況を鑑みて検査を受けたところ陽性と判明した。
今後は保健当局の指導に従い、一定期間、周囲との接触を避けて生活するとしている。その間、経過観察され、1日1回の検査も受ける。「その様子も投稿して、(ツイッターの)更新を続けます」と逐一状況を伝えることを約束。最後は「みなさんも体に気をつけて!」とファンを気遣った。
オーストラリアには、エルビス・プレスリーさんを描いた新作の撮影準備のため訪れていた。ハンクスはプレスリーさんのマネジャーを長く務めたトム・パーカーさん役を演じる予定だった。
製作の米ワーナー・ブラザースも、具体名は出さずに映画の関係者に陽性反応が出て治療を受けていることを認めている。米メディアによると、映画の撮影は始まっておらず、他のスタッフの感染は確認されていない。来年秋の公開を予定しているが、感染による影響は明らかになっていない。
新型コロナウイルスの影響では、「007ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開が4月から11月20日に延期。トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル7」のイタリアロケが延期になるなど、さまざまな影響が出ている。