Sugarのクミ 早世したモーリさんを語る「モーリのことはつらく思わないでほしいな」
「ウエディング・ベル」の大ヒットで知られる女性トリオ「Sugar」のメンバーが13日放送のTBS系「爆報THEフライデー」に出演し、30年前に急死したリーダーでベース担当のモーリさん(享年29)について語った。
Sugarはリードボーカルでピアノのミキ(笠松美樹)、ギターのクミ(長沢久美子)、モーリ(毛利公子)さんの3人組。1981年に発表したシングル「ウエディング・ベル」が48万枚のヒットとなり、NHK紅白歌合戦にも出場したが、モーリさんは1990年4月7日に急逝した。
番組にはモーリさんと中学時代からの親友だったクミが出演。クミはシングルマザーとして息子2人を育て、都内の広告デザイン会社に勤務しながら音楽活動も再開した。クミによれば、ミキは作曲家として、ミュージカルなどを手掛けているという。
クミは亡くなる2日前、臨月だったモーリさんとランチを共にしていたが、モーリさんは死産後、急死。原因は医師にも分からなかったという。
モーリさんの妹からの知らせで駆けつけたクミは「既に霊安室で、これが現実なのかっていうことすらも受け入れがたい状況。何も変わっていないっていうか…忘れられないです」と、亡きがらと対面した時のことを涙ながらに回想。
福井県にあるモーリさんの墓を訪れたクミは「もうモーリが亡くなって30年がたって、悲しいっていうふうに否定的なところが一人歩きしてしまう。死んだという悲しみじゃなくて、モーリのことはつらく思わないでほしいなって」と、口を開いた理由を説明。「思ったことをわーっと行動に移すし、とにかく色んなことをチャレンジする。それに私とかは引っ張られていった」と、悲劇の人というイメージではない、モーリさんの素顔を語っていた。