一茂 旧師・野村克也さん悼む「年に2回くらいメシ食ってた。必ず第一声は俺へのボヤキ」
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が、13日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日 一茂良純ちさ子の会」で、2月11日に急逝した元南海、ヤクルト、阪神、楽天監督の野村克也さんの思い出を語った。
ヤクルト時代、監督だった野村さんの指導を受けた一茂は「どっちかというと野村監督、好きではないんですよ。嫌いな方なんですよ、どちらかというと。でも、好きとか嫌いとかいう感情を凌駕(りょうが)した、尊敬しているが最終的に勝っちゃって」と、野村さんに抱いていた気持ちを説明。
「実はこの1~2年はお会いできなかったんだけど、3~4年前とかって、年に2回くらいメシ食ってた」と明かし、「必ず第一声は俺へのボヤキからね。4~5年前はまだボヤキがあったの。あの人はボヤキでリズム取って生きてる人だから。安心するの。それが5年前。サッチーが2~3年前に亡くなられてからは、一切ボヤキがなくなっちゃって。(沙知代さんの没後に)1回か2回お会いした時は全くボヤキがなくなっちゃって」と、愛妻・沙知代さんを失って意気消沈していた様子を振り返った。
また、現役時代、野村さんを野村邸に訪ねた際、野村さんが時間になっても帰宅せず、沙知代さんが野村さんに電話して「アンタなにやってんのよ!一茂くんが来てるのにアンタ遅れるとは何事よ!早くかえってらっしゃい!」と激怒。あまりのけんまくに「そこからノムさんと何を話したか全く覚えてない。何しに行ったか覚えてない」というエピソードも披露していた。